先日のクリエーターズマーケットでは、リュック以外にも2種類の新作を販売しました。
1つがこちら、連なる山をモチーフにした「マウンテントート」です。
今までのトートバッグとテイストの全く違うものを作りたかったので、ちょっとアウトドア感のあるカジュアルなデザインを考えました。
形は一見オーソドックスですが、持ち手を活かして「山」を表現しています。
革タグも山のかたちです。
京都に暮らしていると、市内のいろいろなところから、なだらかに連なる山が見えて、その存在は身近に感じられます。
山に囲まれているせいで夏は暑く冬は寒いのですが、どこか安心感を与えてくれる存在でもあります。
そんな「山」からイメージして生まれたトートバッグです。
もう1つは革持ち手のショルダートートです。
ヌメ革の短めの持ち手と、取り外しの可能なショルダーベルトをつけた、2wayのバッグです。
これまでに作っているトートバッグは、カラフルなモザイクトートをはじめとして、一目見て jiyoh のバッグだと分かってもらえるような目を引くデザインが中心でした。
やはり、どうせ作るなら他にはないようなものを作りたいと思うのですが、一方で、ごく普通な感じのトートバッグでも、ちょっとしたバランスやディティールの工夫によって、jiyoh らしさを表せるのではないかとも思い、シンプルでスタンダードなものも作ってみたいと思っていました。
jiyoh の考えるデザインとは、決して目を引く装飾や奇をてらったアイディアを表すものではなく、使う人のことを考えた物づくりを目指す中から生まれるものです。
今年は、新作をたくさん作りたい、というのが1つの目標だったのですが、前々から考えていたものを先日のイベント前に立て続けに完成させることができました。
各1、2点のみだったのですが、イベントではどれも思いのほか好評でしたので、また他の色で作る予定です。
今後もさらに、いろいろな顔のジヨウバッグをお見せしていければと思います。